令和改元後初めての新年会が 上野精養軒で1月13日(月・祝)に開催されました。
上野は会津から上京の玄関口であり、天海僧正(会津生まれで家康公の知恵袋)が開山した寛永寺旧境内に立地した精養軒は、会津会に誠にふさわしいゆかりのある会場です。
当日は雲一つない快晴で、早朝に会津を立った方や遠方各地より駆けつけてくださった方などを含め、総勢約170名の皆様にご参加頂きました。
【第一部】 『南京玉すだれ』 (楽笑一門会)
第一部として関東一円から集まっていただいた楽笑一門会の皆様による『南京玉すだれ』が披露されました。
新春に相応しいきらびやかな衣装をまとった11人の演出で、鶴ヶ城や廊下橋、半年後の東京五輪、正月につきものの富士山など、趣向こらした技が披露されました。
約20分にわたる熱演で会場を魅了して拍手喝采を浴び、最後は柳澤会長、松平保久名誉会員を囲んでの記念撮影で終了しました。
【第二部 (前半) 】 あいさつ 及び 祝辞
当日の司会は総務副委員長の阿部裕樹氏がつとめ、山内秀一副会長の開会の辞の後、<柳澤秀夫会長>よりユーモアを交えた新年のあいさつがありました。
本日は晴天でもあり、会津会もよい一年をスタートさせたい。
特に今年は「斗南藩150年」にあたり、寒冷不毛の地で想像を絶する苦難忍従を強いられたご先祖を偲ぶ法要(6月下旬)には是非足を運びたい。
また、全国各地で会津人の法要は毎年開催されており、会員の皆様もできましたら参加をご検討いただきたい。
次に<山内裕正幹事長>より会津会の近況報告がありました。
・昨年末の会員数は790名で、前年より24名増。
・会津会の行事には会津藩士・戊辰殉難者の慰霊祭、法要等があり、全国16地区へ会長はじめ役員・代表者・有志が参列。
(日程等の詳細は 会報・ホームページ参照、事務局問合せを)
・「会津会会報」は会員その他の方からのご投稿を、編集委員の尽力で編集した読み応えがある貴重な歴史資料です。また「会員短信欄」は、全国の会員の方々の近況やメッセージ、会報の感想などを満載した貴重な絆のコーナーとなっています。是非ご精読ください。
・会報は1月末から編集を開始し、6月に発行予定です。皆様からのご投稿をお待ちしています。
・昨秋の総会での「令和元年台風第19号豪雨の義援金」は総額10万5千円となり、都内の福島県東京事務所(福島県災害対策本部)にお届けしました。皆様ありがとうございました。
引き続きご来賓の2名様よりご祝辞をいただきました。
<会津松平家第14代当主 松平保久(もりひさ)様>
新年にあたり皆様の元気なお顔を拝見し大変うれしく思います。
今年は戊辰152年、斗南立藩150年にあたりますが、「会津の義」「会津魂」は脈々と受け継がれており、会津会はその中心になって末永くアピールしていっていただきたい。
<会津若松市長 室井照平様>
会津会の皆様には多方面でお世話になり感謝を申し上げます。
昨年11月に宮内庁の方が来られ『孝明天皇からの御宸翰(ごしんかん)』に関して新たな事実が公けにされました。『御宸翰』は会津にとって”賊軍ではなく尊王を示す重要な宝物”ですが、明治22年になってから直筆の「御宸翰」を明治天皇に提出し、その約30日後に無事戻されたということが判明しました。
今年は斗南立藩150年とともに、蒲生氏郷入府430年にあたり、また来年は郡長正150年にあたります。立場上 慰霊と御礼で各地を訪ねて人的交流・経済活動活性化を図ってまいります。
また昨年は日本酒品評会で、福島県が7年連続で金賞銘柄数トップを獲得し、その多くは会津産銘酒です。現在、8年連続トップ授賞に向けて関係者が邁進中です。
会津では 地元に移住し仕事をする人(特に理系)を求めています。是非PRをお願いいたします。
【第二部 (後半) 】 祝電披露 と 懇親会
祝電披露の後、会津若松商工会議所の渋川恵男(ともお)会頭のご発声で、「会津清酒で乾杯」で開宴となりました。その後、しばらくは和やかな歓談となりました。
盛会中、舞台では会津清酒などの地元物産品が提供された抽選会が開かれ、当選者の皆さんは喜びの笑顔で受け取っていました。
楽しい歓談は時間が経つのも早いもので、町野英明副会長による閉会の辞でお開きとなりました。
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※ 今回の新年会では、初めに阿部裕樹総務副委員長より『3010運動にご協力を!』の案内がありました。
全国的に広まりを見せている食品ロス削減運動です。 宴会や会食時に、はじめの30分と終わりの10分は自分の席で食事をし、食べ残しを減らしましょうという主旨です。